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         シオジ 
 
        
          
            | 科目 | モクセイ科 トネリコ属  広葉樹 |  |  
            | 色調 | 辺材と心材の区別はほぼ明瞭で、辺材は淡黄白色、心材は褐色で ヤチダモよりはやや明るい色である。 |  
            | 特徴 | 木理はおおむね通直であるが、時には美しい杢のあるも のが出る。 材の気乾比重は0.53程度で中庸ないしやや重硬であるが、ヤチデモにくらべると一般に比重が小さく軟らかい。
 比重の割には材の強度は良い方であるが、アオダモ類よりもずっと粘りがない。
 切削その他の加工は容易で刃当たりがよいといわれ、乾燥も比較的容易である。
 年輪幅が 極端に狭いものはケヤキや ミズナラ、ハリギリ(セン)などと同様にヌカメとされ、 重さが軽く材質が弱い。
 樹が素直なこと、すなわち真っすぐで木理が通直、また材の欠点も時にテッポウムシの虫孔が現われるものがあるほかは目立ったものがなく、加工が比較的容易なため用途は広い。
 とくに ヤチダモといっしょにして家具材として最も良い材の1つである。
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            | 用途 | 例えば洋家具、書棚、陳列 棚、仏壇などには適材であり、曲木として利用されるものもある。 またケヤキ、 クリ、クワの代用材ともされる。
 建築材としては床(とこ)まわり、洋風建築の壁面材、フローリング、窓 縁、階段その他の内部造作材となり、木理の良い材は扉、板戸、障子の鏡板に使われる。
 最近はまさ目および杢の材をスライスドベニアにして化粧張り合板の表に用いられている。
 器具材では工具・農具の柄、天秤、算盤枠、プラン木地、櫛などいろいろなもののほか旋作して盆や 椀に作られる。
 車両・船舶材でも内装および構造用に使われ、そのほか機械材(各種機械の部 材、滑車など)、運動具材、楽器材(ピアノ・オルガンの外囲、洋太鼓の胴、直摩琵琶の胴と腹 
              板など)、彫刻材、箱材、枕木、薪炭材などをあげることができる。
 以上いろいろ広い範囲の用途をあげたが実際はシオジの出材が少なくなっているため、世上でシオジといっているものはほとんど北海道産ヤチダモのことであると思われ、またふつうは両 
              者の区別を見わけることはほとんどできない。
 野球のバットでトネリコといっているものにたまたまシオジであることがあるが、強靭性 が大きいアオダモ類には及ばない。
 この場合にも実際に使われているのは大部分ヤチダモであ る。
 シオジはかつてポートのオールに最も適当な材ときれたが、これも本当はヤチダモが多い と思われる。
 参考文献 (かなえ書房 木の事典) |  
            | 材料 | シオジ板の販売商品 |   
   
          
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