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イタヤカエデ
科目 |
カエデ科 広葉樹 |
柾目
板目 杢
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色調 |
辺材と心材の区別は明瞭でなく、帯紅白色から淡紅褐色である。 |
特徴 |
散孔材で、年輪は見にくく、肌 目は緻密である。繊維の屈曲が多く、著しいものは縮れ杢(ちじれもく)、波杢などをあらわし特有
の絹糸光沢がある。イタヤカエデ材の気乾比重は0.65くらいで、やや重硬で靭性があり、割れにくい。 乾燥と切削などの加工はやや困難であるが、仕上げ面はきれいで、接着性や塗装性もよい。また曲木
に通している。腐朽などに対する保存性は中程度である。 |
用途 |
イタヤカエデの材は緻密、強靭であり、比 較的うすい色の材なのでその用途は広い。器具材では工具・農具の柄類、なた・小刀などの鞘、槌、
紡績用木管、靴型、ガラス木型、橇(そり)、杓子など様々のもののほか、農山村で日常の用具材に 使う。家具材では机、箱物、飾棚、椅子などの洋家具が多く、またたんす、鏡台などの和家具にも使
われる。建築材では縮れ杢をいかした床柱、床框(とこがまち)、落し掛けなど床まわりその他の装 飾材、造作材もあるが、またフローリングにも多く用いられる。船舶・車両でも同しく内装材に使う。
楽器材ではピアノのアクションその他、縮れ杢のものはバイオリン・ギターの裏甲板と側面板に賞用 され、運動具では国産スキー用材の随一であり、その他の運動具にも多く使われる。ポウリング・ブ
ームのときには、そのピンとポウリング場の床(ゆか)板にかなり多く使われた。旋作材では石川県 山中温泉の九物漆器(椀、盆など)の素地の第1等のものとしてイタギ物の名で知られていた。その他
機械材、玩具材、枕木などの用途もあり、また薪炭材では北海道で最良のものとされてきた。最近は バルプ、パーティクルポードの原料としても多く使われている。カエデ糖(maplesugar)はカナダと
アメリカが本場で、春先、おもにサトウカエデを傷つけて滲出する樹液を煮つめてシロップにしたも のであるが、ホットケーキ、みつ豆、プリンにかける蜜として独特の風味がある。また煙草の香料に
使われることがある 参考文献 (かなえ書房 木の事典) |
作品例 |
楓(かえで)の店舗看板 |
材料 |
カエデ板の販売商品紹介 |
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