| ■ 丸太の状態で乾燥させる方法 |  | 
        
          | 「葉枯らし乾燥」(針葉樹)は乾燥後の含水率は杉で70〜100% | 
        
        
          | 、檜で50〜70%で山で切り倒した樹木を枝葉をつけたまま、一 | 
        
          | 定期間放置しておき、葉から水分を蒸発させることで、樹間部 | 
        
          | の水分を減
            少させる方法。 | 
        
          | 効果として @害虫や害菌を防ぐ。 A樹皮がはがれにくくな | 
        
          | るため、材の損傷、割れが防止できる。B            重量が軽くなり、作 | 
        
        
          | 業性が向上する。  C冬期でも凍結しない。  D製材の乾 | 
        
          | 燥期間が短縮できる。 E材色、光沢がよく、色艶が美しく現れ | 
        
        
          | る。  F芯去り材とした場合に反りが少ない。 | 
        
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          | ■ 製材後乾燥させる方法 | 
        
          | 製材した後、木材を「桟積み」したり、「はざ掛け」をして乾燥さ | 
        
          | せる。 | 
        
          | 「はざ掛け」とは板材を交互にX字型に立てかけたりして行われ | 
        
          | る(主に針葉樹) | 
        
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          |  含水率 | 
		
          | まず含水率とは、
            木材にどのくらい水分が含まれているかを比率で表したもので、木材では含水率が低いと材が | 
		
		  | 乾燥しており、高いと水分を多く含んでいることになる。含水率100%は、木材自身の重量と含まれている水の重量が | 
		
		  | 同一であることをさす。生材の中には、含水率が150%を越えるものもあり、1本の木でも部位によって含水率は異な | 
		
		  | る。一般に、針葉樹は辺材のほうが心材より高く、広葉樹では心材のほうが辺材よりも高いのが多いが、例外もある。 | 
		
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          | 木材の中に含まれる水分は「結合水」 と 「自由水」に大別され、結合水は細胞壁内に、自由水は細胞内腔に含まれ | 
		
		  | ている。自由水が無くなり、結合水のみになった時の含水率は30%前後であり、この状態を「繊維飽和点」という。木材 | 
		
          | の収縮、変形は含水率が30%を下回るあたりから徐々に始まります。 | 
		  | 繊維飽和点以下に乾燥させる場合、結合水を蒸発させるためには自然乾燥の場合は時間がかかり、また人口乾燥 | 
		
		  | の場合は多くの熱エネルギーを必要となります。含水率はある温度と湿度条件下で平衡し、変化しなくなる。 | 
		
		  | このときの含水率を「平衡含水率」という。一般に木材の乾燥後の含水率は、その製品が使われる場所の平衡含水率 | 
		
		  | に合わせられる。 | 
		
          | ということは適当と思われる含水率までいったん乾燥させた材の含水率は決して一定を保つわけではない。 | 
		
		
          | つまり、15%まで乾燥させても、平衡含水率は地域により異なるが、たとえば夏は18%、冬は13%のように | 
		
          | 変動するので、多少の狂い、暴れは必ず表われる。(参考ブログ) | 
		
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          | 日本各地の平衡含水率 | 
		
          | 参考文献;建築知識
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