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         シナノキ 
 
        
          
            | 科目 | シナノキ科 シナノキ属  広葉樹 |  |  
            | 色調 | シナノキには辺材と心材の区別があるが、その境界はやや不明瞭で、辺材は淡黄白色、心材は 淡黄褐色を示す。 年輪はやや不明瞭、一般に均質で肌目も精緻である。
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            | 特徴 | 気乾比重が0.50程度の 軽軟な広葉樹散孔材の代表的なものであって、含水率変化に伴う収縮率の値も小さく、乾燥 
              は容易、切削その他の加工がきわめて容易である。 ただ接着性が一般に良好でなく、耐朽性も 低い方に属する。
 原木が適当な大きさのものが得られ、材に欠点が割合に少なく、軽軟、均質なので、器具材、 家具材、建築材、ベニア材、楽器材、彫刻材、箱材、鉛筆材(上等でない)、マッチ軸木、下駄 
              材など広い用途をもつ。
 ただし最後の3つはこのごろは少なくなって歴史的なものといってよ い。またパーティクルポード、ファイバーボード、パルプ用としては広葉樹材中では使い易い 
              材である。
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            | 用途 | 特殊なものに模擬材、ことに床柱用のエンジュ (正確にはイヌエンジュ)のイミテーションとしては随一の材料であり、また塗装の仕上がりが良 
              いことからラジオ、テレビ、ステレオのキャビネットに賞用される。 その他小物でとくに私達が日 常目につくものでは割箸、アイスキャンデーの棒やアイスクリームのへら、経木(きょうぎ)、詰 物用の木毛、アイヌの熊彫などいろいろ面白いものがある。
 現在のシナノキ材の利用としては何よりも第一に合板をあげなければならない。
 道材合板が国 内と海外でその名声を誇っていた時に、セン合板、カバ合板とシナ合板はそれぞれ多少時期か 違っていたがチャンピオンであった。
 現在量的に少なくなってきたとはいえ、最近ではとくに ランバーコアー合板としての用途があり、シナノキとしては依然として最も重要な用途である 
              シナ合板で1つ問題があるのはエリア樹脂接着剤を使うと接着力が低いことである。
 その理由 はシナノキ材が多孔質で接着剤液を吸収して接着面に残るものが少なくなること、接着を害する糖類か特殊成分が含まれていることなど、いろいろと論じられているが、いまのところまた 
              決定的な解明がされていない。
 参考文献 (かなえ書房 木の事典) |  
            | 材料 |  |   
   
          
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