|
イスノキ
科目 |
マンサク科イスノキ属 広葉樹 |
|
色調 |
辺材は紅味を帯びた淡黄褐色、心材は紅味を帯びた褐色から紫 褐色で、ときに縞状の濃淡がある。 |
特徴 |
材はきわめて緻密な散孔材。材質は日本産の有用材中で最も 重硬なもので強度も大きい。気乾此重は0.75〜1.02、ふつう0.9前後である。切削その他の加工は困難
で、割れにくい。乾燥もきわめて難しい。耐朽性は大きい。材はきわめて重硬で強いが、一般の用途に は硬すぎる。したがって独特の用途がある。 |
用途 |
家具材では唐木細工に類似した机、台、棚などの指物(さ しもの)、器具材では盆、花托、算盤枠と玉、プラン木地、木槌、柄材、箸などがあるが、とくに櫛
はツゲに次いで良いものとされる。
昔、武家ではツゲがおもに罪材 では床柱、床板(とこいた)、縁材、敷居などに使われてきた。
なお後記の柞灰をとるために立木の まま剥皮して立枯れにしたもの、または伐倒してそのまま放置されたものは年数を径ると辺材部が消 失して心材部のみが残る。
これをスヌケというが、形に雅致があるのと、きわめて堅牢でみがけばよい光沢が出るため、床柱、床框(とこがまち)、鴨居(かもい)などに珍重される。
近年は人工乾燥 を施したフローリングが開発されてきた。
そのほか機械材、枕木、寄木(よせざ)細工、木象嵌(も くぞうがん)、楽器材(三味線の樟、琵琶の撥など)、港湾岸壁の防舷材、彫刻材、箱材、桶樽、こ
とに砂糖樽、薪炭材などがあり、またシタン、コクタンの模擬材にされる。
樹皮からとりもちを採る ことがあり、また樹皮および薬の灰は杵灰(いすばい)といって、
陶磁器、とくに有印焼でうわぐす りを染付けする際の媒材に用いられる。参考文献 (かなえ書房 木の事典) |
ご覧頂いているこちらのページは知識としてご紹介しておりますので、
商品につきましては取り扱いはしておりません。
販売商品はこちらのページのみとなります。
|
トップページへ |
ウッドショップ 関口
群馬県甘楽郡下仁田町下仁田476-1
TEL:0274-82-2310
FAX:0274-82-4123
定休日は水曜日です。(詳細) |
|