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 秋田日記 No1

2004年10月20、21、22日と第48回全国銘木展示大会が秋田県能代にある秋田県銘木センターで行なわれましたので、行ってきました。秋田は始めての土地です。

全国銘木展示大会の日程は 10/20日(水) 開展 / 一般公開)
21日(木) 審査/式典
22日(金) 即売 製品丸太
23日(土) 即売 製品
という事でしたので、秋田に21日〜23日の予定で行こうと思っておりましたが、予約を取るのが少し遅かったために、21日のホテルが取れませんでした。仕方なく、日程を20日〜22日に繰り上げることとなりました。
出かける前から、今年の超大型台風23号が来ていて、台風とともに秋田に北上と思っておりましたが、 結果としてはこの予定の繰上げがとてもラッキーなことになりました。


なんと21日は台風の影響で午前中の飛行機が すべて欠航となってしまいました。


10/20日

台風の影響で出かけるときに雨のため、羽田までの所要時間はいつも余計掛かり6:00頃着いた。
ANAは12月1日より羽田空港新ターミナルビルになるための建物が大方出来上がっていた。

羽田 07:25分発 → 大館能代 08:30着 (ANA787便)

秋田県銘木センターが能代市に有るということだったので、 市内に向かうのにバスに乗り込み、ホテルの近くで降ろしてもらおうと運転手さんに聞いた所、なんと予約したホテルは大館市のホテルだったことに気づきました。 よく調べないで、どうも勘違いをしていたようです。
能代大館は1時間くらいかかるということです。とりあえず能代駅に向かいました。車窓からみたようすは、とってもローカルな雰囲気でふるさとという感じを覚えました。

能代駅に着き、さっそく市内のホテルの予約をしましたが、20日は空きがあるが、21日は満室といわれてしまいました。
それでは少し時間がかかっても仕方ないので、レンタカーを借りて予約してある大館まで行こうということになりました。
実はレンタカーを借りるのは今回が初めてです。今まではどこに行ってもバス、タクシー、電車を利用していました。(実は田舎者で、なれない都会の運転は遠慮しています)
カーナビが付いていて便利そうです。
お昼までには少し時間が有るので、まずは試運転で海岸沿いを走ってみました。
大きな防風林(風の松原)をぐるっと一回り、海の風がとても強いと聞きました。
おいしいお蕎麦屋さんを教えてもらいました。店内のテーブルは栃の1枚板で、欅風の色の仕上がりで店内の作り方がおしゃれでした。

今回は秋田のH銘木のYさんにご案内していただき、H銘木さんの会社も案内していただきました。
秋田杉は製材して2ヶ月くらい天火干しして乾燥させるそうです。
今では天然秋田杉が少なくなり、昔に比べると品質も落ちてきて、秋田杉(人工林)がだんだんと出てきているそうです。
   
天然秋田杉 
5.00m×100cm
浮作りの機械 

ブラシが3個付いていて、仕上げるのに2回、仕上げ様に仕上げ機械で1回の計3回するそうです。

秋田県銘木センター

次に銘木センターに行くと日本中の杉が集まっていました。
この秋田県銘木センターは杉の市場では日本一 のため日本中の良材の杉が集まってくる所だそうです。

今回も天然秋田杉、秋田杉、青森ヒバ、柳瀬杉、山武杉、行者杉、そして今回メインの樹齢1,000年の神代杉、樹齢500年の市房杉、福岡の行者杉、木曾檜、北海道産栓、マカバ゙などの国有林と民有林が500本くらい出品されていました。

天然秋田杉も生息地で、上小阿仁支所から出た丸太が一番色やつやが良いのだそうです。
ただ良材がだんだん少なくなってきて植林した秋田杉が多くなっているそうです。今回の秋田杉は115年生の丸太でした。天然秋田杉と秋田杉の違いは色とつやに大きな違いが有るのだそうです。

 

 

神代杉   
長さ4.00m×140cm+長さ2.10×60cm

これはは鳥海山のふもとの仁賀保町から出土した物で,地中で立ったまま埋もれていた物を掘り出したそうです。鳥海山の噴火が2,000年前で、樹齢が1,000年の杉ということで、はるか大昔の大木ということになります。
 

 

市房杉(熊本産) 
長さ5.20m×直径162cm 洞の大きさ60cm
樹齢500年と聞いたような気がするが、
大きさからすると700年くらい経っているのでは?

 


木の前で記念撮影

秋田杉丸太の木取り方法

倉庫見取り図
大きな倉庫が4棟有り、
しっかり把握していないとどこにいるのか わからなくなりそうでした。

丸太を競っている様子です

 

市場倉庫の中の様子です。

売り子はこの高ゲタをはいて立会います。
だいぶ年季が入っていました。

22日売り立ち予定 8:30〜

腰板       1,092点
杉腰板       391点
床天井板     249点
造作材     1,248点
柾板天井板    730点
厚板       1,877点

 

 

 

 

23日売り立ち予定 8;00〜

短尺板      891点
天井板     1,277点
2.3腰板      245点
格天井用板   271点
張天
杉天井板     810点
単盤材       905点
すごい出品数だったので、 経過時間を聞いた所、大体1時間に400点くらいということでした。
出来上がりのこんな格天井も出ていました。
なかなかこんなのができる大工さんが少なくなってきているので、 需要拡大には良いですね。



昼食を食べた所にこんなのが有りました。

購売は基本的には競りですが、
ここの市場は前番を買った人に優先権があるのだそうです。
道理で、高値を出していても買えないときが数回有りました。

 

出品品ではありませんでしたが、
秋田杉の大きなコブ材がS銘木さ
んの倉庫に鎮座していました。→ 

今回の市場の売り上げは2日間で3億9千万円の売り上げだったそうです。

今回秋田で感じたことは、さすが秋田杉の産地!業者の方々皆さんが大変な努力をしていることを感じました。
日本の家が国産材主体のときはすごい量の需要だったことを改めて感じさせられました。
時代の変化とともに、ライフスタイルが変わり日本間がなくなることによって、日本中の建築に使われていた銘木類の需要が減少しました。
そんな減少した中でも、やはり銘木は神社仏閣などの伝統文化には必要不可欠な商品です。
又、集成材などの作られた物に満足感を得ることが出来ないファン層によって、それなりの需要があります。
実は杉材は広葉樹ほど興味がなかったのですが、ここで秋田杉を数多く見ることによって、すっかり杉の木目に見せられファンになってしまいました。
木って素晴らしいですね!
なかなか最近は忙しくて日記を書くことが出来なくなってしまいました。
記憶にある内にということで、いつものとおり写真主体になってしまいました。
取り合えず、私が見たり聞いたりしたことを独断と偏見で載せましたので、間違っている部分もあると思いますが、読まれた方に少しでもご参考になる部分があればうれしいです。 (千尋)
ご感想をお待ちしています。

 


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